最近のスタンダードな葬儀としては、「一般葬」と「家族葬」が挙げられますが、どちらを選んだらいいか悩む場合もあるでしょう。この2つの葬儀スタイルの大きな違いは参列者の規模であり、一般葬が比較的規模が大きくなるのに対して、家族葬は小規模(20〜30人程度)であるのが特徴です。
一般葬の場合は、ご近所の方や会社関係者を含めた多くの人が参列しますが、家族葬の場合は、あえて親しい間柄の人たちだけに参列者を限定するというスタイルになります。一般葬のメリットとしては、多くの人にとって馴染み深い葬儀スタイルであるため事前の説明が必要ないことや、交友関係が広い場合に向いていることなどが挙げられます。
一方の家族葬のメリットとしては、参列者を限定できるため、落ち着いた雰囲気で個人を偲ぶことができることや、参列者が少ない場合に向いていることなどが挙げられます。
ペットが亡くなった時、きちんと葬ってあげたいと考える飼い主が多いでしょう。そんな時、ペットのための葬儀を行うことも一つの方法です。ペットの葬儀にはいくつも種類があるので、飼っていた人が一番良いと考えるプランを選ぶのがベストです。
具体的には、火葬からお骨の処理まで業者に任せるプランや、火葬に立会いお骨を拾うプラン、火葬の立会いに加えて僧侶の読経を含む手厚いプランなどがあります。手厚いプランでは、人の葬儀とあまり変わらない内容です。
その分、料金はアップします。火葬をする場所は大ざっぱに分けて、移動火葬車と固定式の炉がある火葬場の2種類があります。火葬の場所はどちらであっても、最後までペットを見届けたい場合は、立会い火葬がおすすめです。
立会い形式では、火葬後にお骨を拾って持ち帰ることができるからです。飼っていた人が気持ちに区切りを付けるためにも、ペットの葬儀はおすすめです。
無宗教葬を希望する人が年々増えていますが、高齢の家族や親族からは反対されることが多いです。高齢者はしきたりにこだわる傾向が強いので、無宗教葬を受け入れがたいのでしょう。しかし、葬儀は本人の気持ちを尊重することが大事と言われています。
ですから、無宗教葬を機能するのならば、家族と親族を交えてよく話し合いましょう。どうしても無宗教葬で行ってほしい場合は、エンディングノートなどに明確に書くか、葬儀の生前契約をするのがおすすめです。しかし、できる限り話し合いで納得してもらうように努力しましょう。
また、無宗教葬はどこの葬祭業者でも引き受けてくれるのかと心配する人も少なくありません。現在では、ほとんどの葬祭業者が無宗教葬を手がけています。しかし、できるだけ無宗教葬の経験が豊富な業者を選ぶようにしましょう。